で、ようやく報告の日。早めに出かけるのが大事とて8時すぎに宿を出てへこへこ歩いて会場に向かう。向かうのは昨日の会場の隣の敷地。今日も明るいが雲の速い不穏な空。

 敷地まで来て案内板を眺めていると「同じところへ行くんじゃないの?」と大きなおっちゃんに声をかけられる。同じ企画の手提げをもっているからすぐわかる。で、目当ての建物まで歩きながら話していたらノルウェイの先生。前にセッションをやった時エントリーしてくれたけど事情でキャンセルになっちゃったノルウェイの院生さんがいて、その指導の先生がナントカ先生でしたよと言うと、ああ知ってる知ってる、ノルウェイのソシオロジストはちょびっとしかいないしみんな知り合いだよ、とのこと。本当にせまい世間らしい。で、しゃべくってるうちに会場となる建物到着。

 別にソシオロジーの建物というわけではないらしい。

 部屋の表示を確認して配布物を出したりスライドファイルを用意してあったパソコンにコピーしたり。で、準備万端とほっこりしたところで開始が9時ではなく9時半からであることに気づく。がーん。

 しょうがないので館内探検。吹き抜けになっているエリアにはウプサラ大学の先生たちが書いたらしい本の展示を眺めたり。本にちゃんと大学のクレスト(エンブレム)が入っている。こういうことを昔からやっておられるですなあ。

 男女共用のトイレに(1人で)入ってみたり。

 ようやくセッション開始。司会がポルトガルのおっちゃんで報告者はポルトガルの他ブラジル、ウクライナ、日本など多彩。藤吉報告もいくつか質問をしていただけてなかなか受けた模様。しめしめ。おっちゃんのお取り計らいでなんだかもう本が出ることになっていて、7月中に原稿上げなさいとのことであった。また直されまくりの日々。むー。
 いったん会場を抜けてステイト・アーカイブズへ。どうもステイトというのはシティのことらしい。勘違い。収蔵庫などの案内には事前の予約が必要とのことだったが、可能な範囲でいろいろ見せていただくことができた。町の歴史自体はもっと古いが、今の市制が敷かれた頃からのものが保管されていてプライバシーなどに触れない限り誰でも見ることができる(ウプサラ市民であるかはもちろん、国籍や閲覧の目的を尋ねることが法で禁じられている)そうだ。こんな目録ファイルが棚に並んでいて、

 こんなふうに目録が記載されている。オンラインでも見られるらしい。

 いろいろ聞きたくなってむずむずするのを抑え、感謝しつつおいとまして再び会場へ。途中で見つけたステキなドアノブ。

 ドイツのご学友とセッションに合流し、終了後に謀議。いま古典をやることについていろいろとアドバイスを受けたり。ドイツ語もダメだけど日本語はもっとダメよ、英語でパブリッシュしないとと叱咤されてうへへー。ひきつづき相談を進めましょうと喫茶店で解散。ひとまず報告がうまくいったのに満足してくかー。報告書はほぼ全部、チラシもそこそこハケました(業務連絡)。
募集中だそうです。…いつの間にか取扱い停止になっている。
 今日のAQI
 今日・明日のエアロゾル九州大学
 地には平和を。
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