今日は少しゆっくりの8時集合で朝ご飯。午前中は徒歩15分、車道横断3回の国立アーカイブズを訪問。オーバービュー、ガバメントとの関係、地方政府との関係、言語の問題などについて根掘り葉掘り(凝らしすぎて耳が痛くなった)。そのあとレボジトリ、修復室などを見学させてもらう。案内してくれたあんちゃんはインド人というよりチベット人に近い。聞けば出身地の村からちょっと歩いたらネパールとの国境だそうな。バイリンガルな入口の表示。…そうそう、Meena博士にも会えました。Yukoさんの名前を出したらえらいにこにこしてはりましたよ(以上2文私信)。

 インドのアーカイブズ管理においてほこり(土ぼこりを含む)と虫は重要な問題。アメリカ製の巨大な集塵機が備えつけられている。同行したアメリカのご学友によると50年ほど前のものじゃないかとのこと。彼女は初めて見るものだそうな。

 あれこれお話を聞いて、あれこれ連れ回して見せてもらって、気づけば2時間を超える。お礼しつつ別れて再び宿へ。なにせ歩いて行けるところに(安心して)食べられるところが全然ないので、一行そろって宿でお昼。その後またタクシーで会場へ。ベネディクト・アンダーソンが話すというので顔を見に。部屋に着いたらまだ前のセッションをやっていておよそ40分遅れでの開始。一言でまとめるのはホネだがなかなかおもしろい話を聞けた。おじいちゃんが孫に語りつぐ歴史と社会、みたいな内容(まとめてるし)。アンダーソンなんかも読んだりするのと尋ねてみると、ご学友の曰く。UCLAではインフォメーション・サイエンスの学生の必読書に指定しているそうだ。やっぱりかなり社会学なことやってる印象強し。
 部屋に戻って鼻をかむとやっぱりティッシュ真っ黒。車には便利かも知れないが、デリーは歩ける街じゃないような気がする。ちょいと前に行った白浜を思い出す。いや、でも白浜の方がまだ安全。
 近くでおもしろい展示をやっているというのを教えてもらったので、明日は午前にひとつセッションを覗いたあとこっちを見てみることにする。インディアゲートのそば。直線距離は宿からそれほどでもないが、やっぱり車の方がよさそう。お腹も壊すことなく3日目を無事消化。
アジア南方の天気なう