近づくなら、相手に対する要求事項を明確にしてそれをきちんと提示するのがよい。でないと話は要領を得ない方向に流れていくだろう。そしてその要領を得ない話は相手にとって、単なる不定愁訴以上の意味しか持たないかも知れない。せめて仕事のうえでの話くらい、こちらの求めていることが何なのかきちんと伝わるような近づき方を心がけたい。要求事項がはっきりしていて、それがしっかり満たされるなら、満たされる時間のかかり方は短い方がいいはずだ。相手にとってわかりやすい処理の対象となること、相手をわかりやすい処理の対象とすること、そのどちらもが心地よいことになっておかしくないはずだ。ないがしろにされたと感じたなら、それは多分ないがしろにされるような近づき方を仕事場でやっちまったからだ。気持ちよく処理されることをめざすべし。