今日もねちねちインプット中。おしゃべりは明日まで我慢。
そんなに日本製というのは安いことくらいしか取り柄がないのか。「ウチのはいい車だから安いのをお求めの方はよそさまへ」と言えないことを弱点と考える経営者はいないのか。談合以外に価格を高く維持する知恵はないのか。…モノもヒトもたたき売りの日本。いっそTPPで痛い目にあったらよろしいわ(ホントに痛い目にあうのかどうかはよくわからない)。
東京大学史関係資料が重要文化財に指定されたそうだ。ちゃんとそろっていれば高野山大学の資料にも目があるだろうに。歴史や伝統をいう人間がやがて「過去の資料」となるだろう現在の資料を大事にしているとは限らない。
証拠書類と歴史資料の間には深くて暗い溝がある。あんまり覗きこみたくない溝。ぞぞぞ。
九州島上陸時に伺ったお話をもうひとつ備忘的に。歴史的な資料を蓄積しているところとしてはダントツといってもよいバチカンのアーカイブズ。スペインの支配下にあった時代(一緒にキリスト教会も出張っていた時代)のフィリピンの資料もけっこう残されているそうだ。で、どういう話が書いてあるかというと包括的には書けないが、たとえばカトリックには懺悔という制度があり、クリスチャンに改宗した現地住民もそれをしており、そういう懺悔の中には「いよいよ明日スペインの役人たちをやっつけに行く」みたいなものもあり、教会からの通報によって事なきを得た(これはスペイン側の視点)というようなことも記録されているそうだ。やっつけに行くことが黙っておくにはよほど持ち重りするものだったのか、まさか教会から通報されるとは思いもよらなかったのか、そのへんはよくわからない。そういう懺悔の記録に混じって呂宋 助左衛門なんて名前も(たぶん漢字ではないと思うが)ちらほら出てくるそうだ。が、こういうのを調べに行っている日本人研究者はごく少数、なんとも惜しい、と、今はリタイアされた研究者から聞いた話のまた聞き話。見てみたいとは思うが、見てもきっとさっぱり読めないだろう。猫に小判、藤吉に教会資料というべし。
京都府立総合資料館、新館開設担当職員の募集(任期つき)が始まりました。
…募集中だそうです。…いつの間にか取扱い停止になっている。
今日のAQI。
今日・明日のエアロゾル@九州大学。
地には平和を。