これまた長々と電車を乗り継いで大阪は鶴橋へ。公開学習会「済州4・3事件 65周年を迎えて」てのがあるとフェイスブック上で告知を受け(ウェブ上には案内はないみたい)、まあ知ってる人からまわってきたものだしいいだろうと、いきがかりの関係もあり久しぶりのコリアタウン。だが、休日のためか人いっぱい。繁盛なのはよろしいが歩くの大変。人混みを縫うようにしてお店の切れた路地に出たところにこのポスターが。ついふらふらしそう。

…しそうにはなったがなんとかもちこたえて会場のキリスト教会へ。

…昨日はパソコン上でタテにした写真が、はてなにアップするとどうやっても(サイズ変更したりファイル名や保存形式かえたりしても)ヨコに倒れて表示されてしまっていたが、日をおいてアップし直したらいつもどおりすんなりタテでアップできた。やっぱり昨日、はてなさんがお疲れだったのかも。
 小説『火山島』でしか知らない出来事だが、なにか聞ければと思い出かけたものの、なかなか重い。知恵熱出そうな収穫。終了後には懇親会があるとのことだったが帰れなくなるといけないのでそそくさと退出。これまた夕刻の賑やかな人出を縫って帰路へ。
 会場には16歳のとき事件を目の当たりにしたという男性も来ておられた。話される内容のどこまでが目撃談でどこからが伝聞によるものなのかは判然としなかったが、その場に居合わせた人の迫力というのはやっぱりあると感じられた。内容を抽象化すれば世界のどこにでも今もみられる残虐話ということになるんだろうが、それをくぐって生き延びて今ここにその人がいるというのはなかなか。欧州圏でも(藤吉がニュースでみたのはギリシャとドイツの話だったが)Your grandfather killed my grandfather. (第二次大戦時の記憶)が「蒸し返される」という話だが、人(世代)によってさまざまな「過去」を同時代でどう共有するかというのはなかなかむずかしい。…このところ出歩いて話を聞き回った感触では、やはり「家族」というのがどこにでも顔を出している感じ。もうちょっと転がしてみる。
…このところ出すぎた真似しすぎ。ちょっとおとなしくせな。
 本学サイトにも案内をアップしました。どうぞご来場を(おもに近在向けアナウンス)。
 点数つけて不備の箇所にチェックだけしておいたらほっといても自己修正機能が働く諸君ばかりではないというのが最大のネックであり、このネックをどうクリアするかを最大の課題とせんければならんだろう。

 その19
 以上、現時点では未だ机上の空論であり、2013年度からの実施はとても望めないが、これから先の知識習得プログラムの素案として1、2回生での内容を検討してみた。繰り返しになるが、プログラム検討において留意すべきことは次の2点である。
・入学時の学生は「空海・お大師さま」「ブッダ・おしゃかさま」を、単語として知っているにすぎないと観念すること*10。
・このことを前提に、2回生終了までに密教・仏教に関する基本的知識が身につくようなプログラムがデザインされなければならないこと。
 
*10 さらにつけ足すと、学生の不満は「授業がつまらない」ことにあるのではなく、「授業についていけない」ことにあると見なければならない。