よい天気。長々と電車を乗り継ぎ大阪を越えて尼崎へ。今日はえずけんメンツのみなさんが発表会(ブログは更新が止まってますが)に登壇のためにぎやかしで産業技術短期大学へ。阪急武庫之荘駅で降りまずは駅舎内の阪急そば(なつかしい…)で腹ごしらえ。風が冷たく雪もちらついているロータリーのバス停からしばしバス乗車。山陽新幹線の高架の真下、めあてのバス停で降りると標識が出ている。もう何回かお邪魔しているが初めて気づいた。高架のうえには高圧線。

 高架をくぐり歩くこと3分。…オープンキャンパスもやってるようだ。

 開始ちょい前に会場着。報告者とそのお仲間たちが直前の確認作業真っ最中。こういうの、本学の卒論でもやったらいいと思う。月例でなく年中行事として。もちろん3回生以下の後輩諸君にも開放し、司会はマスターの先輩方にお願いして。

 どの報告もなかなか興味ぶかい。学部生の発表もあるし、それだけ取り出せば取るに足らない成果と言われてしまうものもあるかもしれないが、多分こういう地味な作業を何人もの人たちが進めることによって基礎研究が応用され、なにかのかたちで製品化されていくんだと思う。裾野の広さは大事であることだなあ。
 終了間際うしろ髪をひかれつつ退出。なかなか直ではお目にかかれないあの先生、この先生と4月からのことなども相談できたのは収穫。少しずつでも進むべし。地味に、地道に…。しかし街なかはやっぱり人多し。
 ちゃんと裏とりをして、うまく料理している(と思われる)ものはやっぱり読んでておもしろい。煩を厭うてはイカンことですなあ。見習うべし。べしべし。
 いやあ、身につまされますなあ。
 クセノフォンという名のオーストラリア人(ゼノフォンかもしれない)。だからどうということはないのだが、単純に感動する。そういやソクラテスという名のサッカー選手もいたっけか。
 本学サイトにも案内をアップしました。どうぞご来場を(おもに近在向けアナウンス)。
 2月15日(金)まで募集中です。よろしくお願いいたします。
 あわせてこちらも。同じく2月15日(金)しめきりです。よろしくお願いいたします。
 ただのネガティブキャンペーンなのか、実際そうなのか、これ、ちゃんと諸方面で調べて(非難も賞賛も擁護なんかも抜きで)記事にしてもらいたい。権力にも民衆にも、どっちにも寄り添わんでいいから調べたこと、調べるのに壁になったことをフツーに記事にしてもらいたい。
 こっ、…これは、いい話ですなあ(ホントなら)。

 その18
 1回生開始時点では授業時間内でコンスタントにテストすべき知識をそもそも学生は持っていない。したがって、やるとしても「前回授業の復習小テスト」ができる程度であろう。これ自体も有効と思われるが、「日本語」と同じように添削・コメントつき答案の返却については、いずれも担当者は1名なので事実上困難だと見た方がよい*8。しかし、添削・返却はしなくても、毎回「復習小テスト」を課すことで学生への知識の定着は(こちらからしゃべりっぱなしで終わるよりも)図れるだろう。またその答案を読むことで新入生の学力状況や興味関心のあり方についてリサーチすることは可能と思われる。その情報は担当者だけにとどめず、学科や教授会で共有されるようにすれば、大学のカリキュラム展開の参考にもなるだろう。
 授業時間内に実施する組織的な小テストは、むしろ2回生から始めるのが有効ではないかと考えられる。先に挙げた1回生必修の「空海の思想入門」「釈尊伝」「弘法大師伝」で教えられていることをベースとして、毎回知識面での小テストが実施されるようにするとよい。具体的には、講義Ⅰの枠(密教学・仏教学概論、密教史・仏教史概説)における、共通小テストの実施が検討されてよい。密教学の方では空海に、仏教学の方ではブッダに関連する事柄を中心に小テストを作成するということも追求できるだろう*9。前期はもっぱら1回生科目で教えられている(はずの)内容で小テストをつくり、後期にはそこにそれぞれの前期講義で提供した知識を加味して小テストをつくれば、それがそのまま「1、2回生で学ぶべき基本内容の復習」にもなるという意味あいを持たせることもできるだろう。
  
*8 小テストとはいえ毎週最大50人分の答案を添削するのは、それだけにかかりきりになれるわけではない現状から考えれば、殺人的である。
*9 この小テストの蓄積により、かねてより懸案となっている本学独自のベーシックな密教学テキストがつくられていくといい、というのは、取らぬ狸の皮算用というものである。