おお、今回はポスターまでアップされている。…肩にチカラ入りすぎです。
 限られた期間に一定のまとまりのあるものを仕上げることと、あんまり期限を切らないでまとまりのつかないことをぼんやり考えつづけること、このふたつのバランスをとるのは結構難しい。
 過去の卒論や修論でお手本になりそうなものを、就職・学習支援室に置いて後輩諸君が気軽に読めるようにしておくといいかもしれない。「うわ、がんばんないと」と気を引き締める学生さんもいれば「あ、こんなんでいいんだ」と安心する学生さんもいるだろう。それは教員サイドからすれば「私たちはこういう作品に『合格』を出しています」という評価基準の表明とも位置づけることができる。…点数までは出さなくていいから、学科でやってくんないかな。
…だいぶカタチになってきた。電子申請まであともう一歩。…と思ったらどうやら違う窓口から違うIDとパスワードで入らないとイカンみたい。むー。ちょっと停止して別のことを進める。
 本学サイトにも案内をアップしました。どうぞご来場を(おもに近在向けアナウンス)。
 明日も寒そう。

 すげ。慶応大学はBBCワールドサービスに広告を出してるですなあ。こちらは、その広告をクリックしてジャンプした先の広報ページ。画像右下にあるのが広告。

 その21
 2013年度にはここまでに論じたことが1回生、2回生向けの科目で実施され、2014年度には3回生科目までの作業内容が確定して実施に移され、その結果、2015年度に卒業論文作成に臨む学生諸君がどの程度の成果を見せてくれるかを待って、その先さらにカリキュラム全体を必要に応じて見直していくことが必要だろう。
 この作業がすんだところでようやく本学は、成績評価の適正化という作業に着手することができる。なぜなら、ちゃんとしたトレーニングプログラムが整っていない状態で評価だけを厳格にすれば、学生の無力感を増すだけだからである。少なくとも現状では、「数年かけてちゃんと教えた*11のに、できないのは学生が悪い」と言えるだけの訓練実績を本学は持っていないと言わざるをえない。本学のディプロマポリシーに適合するかどうかにかかわらず卒業を認めざるを得ない学生を、この先数年の間、本学は送り出さざるを得ないだろう。しかし、いつまでもそれをやっているわけにはいかない。2014年度には、全学的な課題として適正な成績評価の整備に着手できるよう、今から準備を進めていきたい*12。
 
*11 「ちゃんと講義する」ことと「ちゃんと教えていない」こととは、当然ながら両立する。
*12 ここまでの作業、すなわちカリキュラムポリシーにつづけてディプロマポリシーを実質あるものとする作業がひと段落ついたところでようやく、本学はアドミッションポリシーの実質化に着手できる地点に立つだろう。現時点で入試科目の増加、難化を試みることは、大学として自滅行為に近い。