久しぶりにゆっくり寝て朝ご飯、そのあと台中駅そばから出るバスで目当ての国史館台湾文献館へ。今日はまた宿替えなので荷物まるっとがらがら歩く。こういう時に雨でないのはありがたい。キレイな空。

 1時間ほどバスにゆられ(「五郎八航空」みたいなので大層楽しい…空は飛ばないが)、これからお邪魔してお話を伺うのはこの建物。

 目を左にやるとまた別の立派な建物。

 目をさらに左にやって目当ての建物の正面向こうにはこれまた別の立派な建物。それなりに役割分担があるようだ。

 館内でご挨拶して自己紹介ののち少し外へとのお誘いで敷地内の庭園を歩きながらお話を伺う。写したのは「台湾総督台湾軍司令官陸軍大将男爵明石元二郎墓」(漢字表記はフォントの都合で現代日本語です)の途中までで破壊されている墓碑。これを受け入れた当時の館では全体をもとどおり修復することも検討されたが予算の都合でこういう展示になったとのこと。

 つけられている説明プレート。

 近くの植込みには別の人物の墓碑。下の台座には「石匠 大阪新川橋 太田傳吉」と読める(吉はさむらい吉ではなく、つち吉)。…画像アップ中に電波が切れると悲しい。

 展示室では台湾での鉄道発展をテーマとした特別展。明治時代の時刻表まで残してある。おそるべし、総督府

 ひとしきりお話を伺い、お昼もごちそうになってしまい、心身ともに満腹状態でまたがらがらとバス停に向かう。台中駅から再び台北へ。初日に果たせなかった博物館、二二八記念館に加え、教えていただいたいくつか重要スポットをきっちりまわるのが明日のミッション。念のため1日予備日をつくっておいてよかった。台中駅ホームからうすぐもりの空を望む。花蓮に向かった日は電車の南下とともに天候も下り坂になってしまったが、今日は1日もった(晩は戻った台北でスコールになったが)。…あちこちで満腹になったらちゃんと消化して排泄せねばならない。次第に気が重くなっていくわたし。むふー。

 外を歩いているとほんのり湿ったひんやりの空気。感じとしては「いやー、ぼちぼち春やねー」なのだが、それがまったく勘違いであることはいうまでもない。

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