企画展 "Life & Death in Black & White: AIDS Direct Action in San Francisco, 1985-1990" の展示作品をご紹介中のGLBT History Museum から関連イベントの案内が届く。気軽に行けるところではないが、ひとまずご紹介。

エイズ対策行動の勃興を記録する:ベイエリアの写真家5人が語る
サンフランシスコ――GLBT歴史ミュージアムの新しい写真展『モノクロームで刻まれた生と死:サンフランシスコ、エイズ直接行動 1985-1990』はジェーン・フィロメン・クリーランド、パトリック・クリフトン、マーク・ゲラー、リック・ガーハーター、ダニエル・ニコレッタの作品に焦点を当て開催中です。4月9日(月)には、作者たちが来館し、サンフランシスコでの激しいエイズ対策行動の勃興するのをモノクロフィルムを媒体として記録していった経験を語ります。トークイベントは午後7時から9時まで、サンフランシスコ18番通4127にある当館にて開催です。
モノクロームで刻まれた生と死:サンフランシスコ、エイズ直接行動』に展示される写真はすべて、疫病の破滅的な流行のなかでの差別、無関心、そして公に行なわれた黙殺への対応として行なわれた市民的反抗を写しとっている。登壇予定の作者たちは、作品の背景にあったことを説明し、エイズに感染した人々のための社会的正義を求める闘いのなかで写真および報道写真家の果たした役割について議論することでしょう。さらには、写真がフィルムからデジタルに移行し、彼らの活動、すなわちゲイ、レズビアンバイセクシュアル、トランスジェンダーの人々のコミュニティを記録するあり方にどのような変化があったかについても、彼らの考えを聞きます。

Documenting the Emergence of AIDS Activism: Five Bay Area Photographers Tell Their Stories
San Francisco -- The GLBT History Museum's new photography exhibition, "Life and Death in Black and White: AIDS Direct Action in San Francisco, 1985-1990," focuses on the work of Jane Philomen Cleland, Patrick Clifton, Marc Geller, Rick Gerharter and Daniel Nicoletta. On Monday, April 9, the photographers will discuss their experiences documenting the emergence of militant AIDS activism in San Francisco through the medium of black-and-white film; the event is set for 7:00 - 9:00 p.m. at the museum, located at 4127 18th St. in San Francisco.
All of the images in "Life and Death in Black and White" portray civil disobedience as a response to discrimination, indifference and official neglect in the face of a fatal epidemic. At the panel, the photographers will recount the stories behind the photos and will address the role of photography and photojournalism in the struggle for social justice for people with AIDS. In addition, they will discuss how the transition from film to digital photography has affected their current approach to documenting the gay, lesbian, bisexual and transgender community.

 こういう企画をするとなると写真家さんたちとの日程調整だけでなく、もしかしたら交通費とか謝金とか、あるいは当日の食事なども準備しなければならないかも知れない。それもこれも含めての fund raising なのであろうと拝察する。遠方からながら当日の成功を祈りたい。日本語訳をつくりながら、そういえば厚生(労働)省抗議行動の記録写真を撮ってるフォトジャーナリストとかそれをテーマにした写真展とかないのかしらと思い、安直ながら「川田龍平」「写真展」で検索してみたら、こんなページが見つかった。マグナムってのは、写真家のグループじゃなかったかな。ここでのそれがどうなのかはわからないが。…どうも、かなりページをめくってもそれらしい展示会には行き当たらなかった。検索語に工夫がいるのかも。
…うわー、なことしているうちに3月が終わってしまう。むっきっきー。