久しぶりの遠出。長々と電車を乗り継いで大阪の万博記念公園へ。お隣の国立民族学博物館で開催のイベントに参加。南海電車で終点なんばまで出て地下鉄をこれまた終点まで北上、さらにそこからモノレールで最寄り駅へ。正面の入口よりも「公園東口駅」からの方が便利と案内にあったので「万博記念公園駅」を乗り過ごしたら、あれ? モノレールがどんどん公園から遠ざかっていく。どうも乗り換えが必要だった模様。次の駅で逆戻りして万博公園駅で乗り換え、あらためて目当ての駅へ。ふだん使わない公共交通なのでほぼオノボリさん状態。駅からは案内板もそこそこあり迷わずに歩ける。ショボ雨の中をてくてく。試合に向かうらしきおそろいのジャージ姿の若者諸君、遊びに行くらしき子ども連れご一行様などたくさん。テレビや写真では見たことがあったが、初めて肉眼で太陽の塔の背中を確認(会期中に行ったハズなんだが見た記憶がない)。
大体こんな話になるかなと思っていたら大体そんな話になったのでこの界隈でなされている議論におおよそ見通しが立った(気になれた)。収穫はアチェの話。スマトラ沖地震については直後に文化遺産救出がらみの動きを聞いていたのでその後どうなってるかしらと思っていたが、意外な話を聞くことができた。アチェではオランダ支配から独立した後のインドネシアから独立しようと1970年代から独立戦争が行なわれており、そのさなかに発生したのが地震・津波であったとのこと。災害というとつい「平穏な日常が断ち切られた」的な文脈で考えがちなアタマ(もちろんそれも大アリですが)にはなかなか刺激的で興味ぶかい話であった。半分内輪の研究会だったのかやや進行がユルく電車の都合もあり最後まで居座れなかったが、そのわりにはよき収穫にほくほくしつつ帰還する。…展示をつくるってのはなー、資料を遺漏なく集めるってのとはまた別の難しさがあるしなー。
同じフロアの別室では文化財レスキューがらみで別の企画も行なわれており、途中、資料だけもらいに受付へ。えらく盛況のようで関係者の関心の高さをうかがわせる。
3年後の行事に向けフェイスブックでこんなページがつくられています。どうぞご訪問を。