運動部員と会社員、あるいは学校と会社の関係について。自分を捨てることが自分を生かす道であることの美しさについて。それは誰にとっての美しさであるか。「そんなとこで『結果』なんか出さなくったってちっとも問題ない」という言葉の問題性について。
 BBCラジオ(あいかわらず)のニュースで福島の勇者たちのことをレポートしている。街の声(彼らはこれまで原発で稼いでいい思いをしてきたんだから、事故の後始末だってやって当たり前)を紹介しつつ、どこ(どの会社)に所属しているかが日本社会においてきわめて重要な「その人は何者であるか」判断のファクターになっていることを指摘。岡目八目の慧眼というべし。
 いわれて思い出すがそうなんだなあ。これを言えない(言わない)報道関係者が多いのは、これを言うことがお客さま(やっちまえ!)への敵対を意味するからであろうと拝察する。大事にしなきゃね、お客さま。
…わざわざ禁じなくても空気を読まされる日本の方がここは進んでいるかも。