ちょいと前に研究室をカタしていたらえらい珍しい、というか、懐かしい本が出てきたのでしばらく読んでいた。J. Bronowski & Bruce Mazlish, The Western Intellectual Tradition. といっても洋書ではない。原著の何章かを抜粋して注などをつけたもの。編注 加藤孝、発行所 あぽろん社、印刷所が昭和印刷。第1刷が1968年、出てきたのは1982年発行の第10刷(調べてみると原書もまだ出ているようだ)。なーんと、1回生の時の英語の授業のテキストであった(六反田先生だったかな、たしか)。で、途中まではアンダーラインとかいっぱい書きこみがあってよく勉強している。本にはさみ込んであったレポート用紙には調べた単語がめちゃキレイに書きこんである(多分まだ受験生モード)。が、だんだん書きこみがまばらになり文字も雑になり、134ページあるテキストの31ページ目で書きこみが終わっている。その31ページの余白には Nemmie とかヘンな飾り文字で書いてるし。と思って読み進めると、81ページから86ページにかけて思い出したように丁寧な書きこみがしてある。きっとしばらくぶりに出席モードの発作が起きたんだろう。…いま読み直すとけっこう面白いが、当時の藤吉くんがこれを面白く読んでいたかどうかはよくわからない。で、いま読み直しても知らない単語がたくさんある。やんなっちゃうな、もー。まあ、一応読み終えたということで晴れて処分する。こういうのまでとっといたら本棚があふれるのも無理はない。