2011-07-28 ■ ふむふむ、そこから始めようじゃないか。現代においてもわれわれが大部分の時間、神話的世界を生きているとはその謂である。 われわれが「現実」とよぶものは、すでに内的な風景にほかならないのであり、結局は「自意識」なのである。(柄谷行人『日本近代文学の起源』講談社文芸文庫) 小松左京先生のご冥福をお祈り申し上げます。