企業体の経営の健全性を見るとき重要な指標のひとつとなるのが総予算に占める人件費の割合だが、これをそのまんまで教育・研究機関に当てはめようとするとかなりのムリが生じる。人間相手がなりわいの企業体が人材に費用をかけんとどこにかけんねん、ということだが、そのうえで、費用をかけるに値する人材を糾合しているかどうかというのもまた、けっこう問題だったりする。しかしそんなこと今さら言いだしたところでどうなるねん、てのもあるわけだ。