っぷしゃー@tenki.jp。

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 今日は長々電車を乗り継いでけいはんなへ。過日の郡山につづき厚労省の実施する薬害被害者インタビュー映像撮影の立ち会いに。今回は陣痛促進剤により子を亡くされたご夫婦。1時間半の予定がみっちり4時間。いろいろ勉強になった。

・新生児が何曜日の何時くらいの時間帯に生まれているか統計を取ると、火曜~木曜あたりがピークで日曜はどんと数が少ない。で、午前10時くらいから午後2時くらいがピークで晩から早朝は数が少ない。

 曜日や時間帯を選んで子が出てきているわけではなく、曜日や時間帯を選んで子を出させている、結果として従事者の休日手当て、深夜手当てを避けるだけでなく、薬剤(促進剤)の投与によって病院の収入も増える。

 大阪の公立病院はおおむねすべての出産にこれを使用していたようだ(今はわからない)。

 タチの悪いのは、陣痛を起こす薬、とではなく、子宮口を(胎児が出やすいように)柔らかくする薬、といって投与している場合がほとんどだったということ(今はわからない)。

 さらにタチの悪いのは、このご夫婦がかかった公立病院の産科では母親教室でうちは自然分娩を大事にしています、のようなアナウンスが行なわれていたということ。これ、タダのウソつきじゃんね。

 知らなかったが、このご夫婦の特にダンナさんのご尽力もあって、病院のレセプトに使用された薬品など具体的に記載されるようになったということ(詳しくはこちらで)。

 このレセプトによる情報開示にあたっては審議会においてお医者サイドからかなりの抵抗があったそうだ。ちょっと余計なことを考えると、審議会に出席するようなお医者が自分の悪さがバレると警戒した、というよりも、新しい薬や治療法についてロクに勉強していない同業者がようけおることがバレる、という方に警戒心を働かせたのではないか。国家試験通って免許を得たら、特に更新の義務はないし。

 本来はこのように使わなければならない薬剤を、実はあのように使っていました、ということのわかる記録が残るようになれば、治療する側にも緊張感は多少なりと生まれるだろう。どうせこんなの患者が見たって素人なんだからわかりっこない、というのは情報開示をしない理由にはならないのである。

 陣痛促進剤は効き方に個体差があって、よく効く人とあんまり効かない人の間に200倍近い差があるそうだ。どの妊婦にも同周期、同用量の投与をルーチンでやってるところがまだあるとしたら、もはや犯罪である。

 強烈な子宮の収縮により酸欠状態になって脳に障害が残ったり身体が傷んだりということもよく見られるという。すでに生まれて育っている人たちの脳の障害による症状が陣痛促進剤の投与とどの程度関連するかを今になって調べようとしても証拠書類はほとんど残っていない。これはイカンよねー。

 思いのほか遅い帰宅になってしまったが、いろいろ収穫があった。ありがたし。

 再来年ブラジルでできるかどうか侃々諤々中。あれこれ無事に運びますように。
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