ぬふふふ@tenki.jp。

…もう日曜だ。明日は月曜だ。なんてこった。ぱんなこった。
 オマエは黙っとけ作戦、着々と進行中@BLOGOS田中龍作。
 名前書いたりハンコ押したりで半日使ってしまう。むー。
 雑務がひと段落ついたら古新聞ばりばり(なにやってんだか)。外交文書公開の記事@毎日新聞20131031。…毎日jpで検索してみたが、載ってないようだ。以下、さわりのみ。

 リード:外務省は30日、外交文書92冊を一般公開した。1950年代から70年代にかけての沖縄返還に関する日米協議の記録が中心だ。朝鮮戦争の国連軍構成国と54年に結んだ地位協定の交渉過程や、70年代の核燃料再処理をめぐる日米当局間のやりとりも含まれている。(肩書きは当時)

 あと、各項目(太字にしました)とその記事の一文目。

高等弁務官、非常識だ 沖縄が米施政権下にあった1964年、当時の池田勇人首相が、強圧的な統治姿勢を批判された沖縄駐在のキャラウェイ高等弁務官=写真=への不快感を漏らしていたことが分かった。
化学兵器撤去で騒動 本土復帰間際の沖縄で起きた化学兵器事故を受け、米軍が1971年1月に毒ガス弾などをハワイ南方の島に移送し始めた際、住民避難やガスマスク配布を当時の琉球政府が数回にわたって打診したものの、米側が一環して難色を示していた実態が公開外交文書から浮き彫りになった。
事前協議 朝鮮戦争時に源流 1950年代の朝鮮戦争に際し、日本政府が、部隊駐留を受け入れた国連軍側に大規模攻撃時の「事前通報」を求めていたことが確認された。
国連加盟「人質」に英が圧力? 朝鮮戦争の国連軍として1952年6月に神戸に寄港した英軍艦の兵士が起こした強盗事件をめぐり、日本の裁判権を認めず神戸地裁実刑判決に憤った英国が日本の国連加盟支持を見直す恐れがあると、米国が警告していた。
三木首相、米中接近を警戒 1975年11月にフランスで開かれた第1回主要国首脳会議(ランブイエ・サミット)に出席した当時の三木武夫首相が日米首脳会談の際に、フォード大統領が予定する中国訪問に警戒感を示していたことが分かった。
マクナマラ氏、9条改正期待 1960年代にベトナム戦争を指揮したマクナマラ米国防長官=写真・AP=が、訪米した日本の閣僚に防衛予算の増額を求めるのと併せ、憲法9条改正に強い期待感を示していた。

 政府情報というのは隠蔽・廃棄は論外として、なんでもリアルタイムにオープンにすりゃいいというものではないということがアタマでは分かっていても、こういう実例を示されると、ははあなるほどなあと思わされる。いわゆる途上国に出資や融資というかたちで経済支援をする場合に作成される文書には相手国の現況を踏まえた上でどこにどのようなテコ入れをしてどのような経済発展を促すかといったことに関する記述が含まれる。要するに支援側の「見たて」と「見通し」に関する情報が書かれているわけだが、それについて「当該情報を開示すると、外国との信頼関係が損なわれるおそれがあると行政機関の長が認めることにつき相当の理由がある」とされる場合があるようだ。国名を伏せて書き写し(もとの本では書かれています)。

(前略)このケースでは、外務大臣は部分開示もしなかったが、内閣府情報公開審査会は、部分開示をする必要性を認めていない。その理由として、本件では、開示情報と不開示情報の区分が容易でないとしている。また、部分開示をした場合、不開示部分における条項の個数や各長さ等から旧海外経済協力基金が同国の信用力や事業の実施能力をどのように評価しているかが推し量られることになるということも指摘している。すなわち、開示請求対象文書を部分開示する場合、不開示情報は黒塗りにするが、黒塗りが多いと、旧海外経済協力基金が○○の事業実施能力についてかなり疑問を持っていたのではないかという不信感を与えかねないというのである。(宇賀克也『情報公開の理論と実務』有斐閣、2005、p. 176)

 ある国の「国力」を他国がどう評価するかがわかると両国の関係に悪影響を及ぼすということなんだが、なるほどと思って写し始めてみたものの、写してるうちになんだか違うような気がしてきた。で、なるほどと思って読んだときにはすっ飛ばしていたこの直下の記述も写しておく。

世界銀行が行う融資の場合、借款契約が公開されることについては、世界銀行の融資は、加盟国が情報公開方針についても同意をしたうえで行われるものであるので、このような同意のない二国間の借款契約とは事情を異にするといっている。ただし、そうであるならば、当初から二国間の借款契約書の公開を融資国が借入国に明示し、借入国が事前にそのことを了承したうえで融資を申し込むこととする政策をとればよいのではないかと思われる。(同上)

 こっちの方に納得できる。もとよりODAなど援助に名を借りた打出の小槌だろ程度にしか考えていなかったところはあるが、こういうのを秘密にしとこうとするあたりに、両国の「オマエは黙っとけ」でグルになってる諸君の心根が表れるものだと、ひとまずはまとめておきたい。…こういう大人ばっかりなんかね、中枢におるのは。ホントになんだか火事場泥棒というか何というか、ですなあ。誰に食わせてもらってると思ってるんだ!的な、ですかなあ。
週刊プレイボーイ20111121号

・対策が遅れているのは放射能汚染だけじゃない! 30年後には大量のがん患者が発生!? 被災地を襲う“もうひとつの被爆アスベストの恐怖!(pp. 44-47)
・この冬、ジミ〜な薬味が“食の主役”に!? インスタント食品、ドリンク、お菓子が大ブレイク! ショウガで節電の冬は乗り切れ!(pp. 48-50)
・「まず除染」大合唱の陰でホンネを言えなくなった飯舘村の“移住希望”村民(裏話ガッツリ!NEWSマシマシ!!、pp. 129)

募集中だそうです。…いつの間にか取扱い停止になっている…7月中旬スタートで再開してます。
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