いよいよ山内出歩き業務最終日。お昼前に公民館へ。午後からのイベントの打合せのため関係者は早めに集合。ひとしきり話の流れなど確認したところで小休止。考えてみると、明るいうちに公民館に出向き、その外観を眺めるのは初めての気もするが、そうではないかも知れない。霧にけぶっていい感じ。

 シンポ途中のひとコマ。やたらに寒い雨降りのなか、それでも20名ほど(関係者含む)のご参集を得る。まずはめでたし。

 今回は比較的タイムキープがゆるく、30分ほど超過して終了。終了時にはいつもの真っ暗。ご無沙汰のみなさま、わざわざお越し下さったみなさまにご挨拶ののち、予定していた懇親会はそれほど大人数にならないことが判明したので早々に大円院さん@またお世話になりますに移動し、お風呂などすませて関係者で今日の反省会&今後のブレーンストーミング。途中でそれぞれの持ちネタ披露で盛り上がり、藤吉的には思いのほか収穫の多い謀議になった。基本的にはやはり、ブラ下がっていることを意識しつつブラ下がるという態度を涵養することが重要であるという方向性を確認したような格好になった。もちろん、ブラ下がるものは人それぞれだが、誰であれ何にもブラ下がらないなんてことはありえないという前提での話であり、ブラ下がりそれ自体を否定するのとは意味が違う。
 そういうと、先週の学内諸会議には人権研究会というのもあって先日お邪魔した座談会のことを報告させていただいたのだが、そこで蒙を啓かれた。お見合いの時などに交換するお互いの個人情報のことを「釣書」といい、てっきりずっとそれを「相手を釣り上げるための能書」のように思っていて、そこまで露悪的な表現にしなくてもいいのにと感じていたのだが、さにあらず。これは「お互いの『釣り合い』をとるために用いられる情報」であるとのことであった。すげー。近畿圏ではまだ普通に出回っているらしい(他の地域のことはよくわからない)。「籍を入れる」などという非・法的な表現が相変わらず広く好んで使われている現状を裏づけられまくり。参った。そこからあれこれ話が広がり、結婚とは基本的に世代にわたる財産管理のしくみであるという部分を色濃く持つものであることを確認。