古い雑誌を読み中(今回は逃避ではありません)。経済成長著しい国々の頭文字をとってBRICSというのは聞いたことがあったが、それとは別に、困った(とされる)国々の頭文字をとってPIGSというのもあるそうだ(「ぐっちーさんの ここだけの話」AERA、2010.3.1.)。どーこだ。
…ちょっと間を置いて… 
 答:ポルトガル、イタリア、ギリシャ、スペインだそうです。
 記事の途中の段落を少し引用してみる。お金を借りなくてもまわっていくならそれでいいような気になってしまうのは、藤吉が貸したい人(借りてほしい人)のことを考えない経済素人だからかも知れない。

 このPIGS、元々は経済状態が心配でお金を貸してもらえなかった。イタリアリラ、スペインペセタの弱さをご記憶の方もいるでしょう。しかしユーロになったおかげで魔法の杖が手に入った。つまり、インフレの心配をせずに金利を下げ、外国からの長期かつ巨額のユーロ建てによるファイナンスを受けられるようになった。投資家は、ギリシャドラクマを30年後に返済するといわれても躊躇しますが、ユーロならばいいか、と考えるのです。…以下略…

 今日食べるものの不安に脅かされない生活を維持するのは大事なことだと思うし、食べ物以外の楽しみ(「自己実現」なるものを含めてもよろしい)を享受できる生活をめざすのもいいことと思うが、なんだかここには勤勉と増大を自己目的にしたい連中が、それをしない連中を笑いものにしたいがための、マッチポンプとしての経済成長が透けて見えるような気がする。気のせいならいいが。…雑駁な思考なのは認めたうえで、速く走ることが好きな人間は、速く走ることそれ自体に一生懸命で、速く走らない人間を笑うことに気がまわらないと思うんだがな。まわりを異様に気にしながら速く走ろうとしてる連中が多いような気がして仕方がない。
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