山上1℃、暗い雲の広がるひんやりの朝。中学生のころに読んだ講談社文庫版の森村誠一『密閉山脈』の表紙カバーを思い出す。…ひとまずの大団円に向けて、ぶいぶい進むべし。
 それは何によって決まるんですか。――つづめて言えばあのお方の恣意によって、とでも言いますか。――なるほど。
 ちゃんと話が通じて、通じた話が広がって、広がった話のいくらかが次の課題として固まってゆくという場を持つことは重要である。いいなあ。