今日も早起き。長々と電車を乗り継いでJR和歌山線紀伊長田駅へ。ここの駅もシンプル。いいぞ、JR和歌山線(奈良の方にも行けます)。

 駅からへこへこ歩いて幹線道路沿いの待合せ場所、ジョイフルに向かう。途中の祠の前の道標には「右 いせ かうや(伊勢 高野)」と。高野山はともかく、ここから伊勢まで歩きますか。むー。昔の人をナメちゃいかん。…しかし、幹線道路は車もトラックもびゅんびゅん。そういう用途の道だからしょうがないが、人の歩く道ちゃうわー。そうやって田舎は、どんどんタダの通り道になっていく…。

 電車の都合で予定時間よりちょいと早めに到着。待つつもりでいたが、テーブルの上のメニューに抗しきれず、ついお先にカキフライ定食。

 昨日の予報では今日は大荒れの天気とのことだったが、幸いほとんど降られずにすんだ。が、ちょうど地元では収穫の時期と重なってしまったようで、参加が少なめだったとえらく恐縮され、却って恐縮する。恐縮返し! 終わって建物の外でぷかー。空の雲が薄く延ばして広げたわた菓子のよう。やっぱり、なんだか冬というより春先という気がする。

 プログラム自体は40分でしゃべりきるつもりがついまた調子こいて1時間もかけてしまう。そのあと後半のディスカッションもこぢんまりした人数が幸いしてわりと話しやすい時間になった。まちづくりに関して、それぞれに異なった現場を持つ人たちが自分の持ち場の話を持ち寄ってシャッフルしてみるのはいい試み。現場があるというのは大事なことだ。なかなかおもしろかったなー。気をよくして帰路につく。お世話下さった紀州粉河まちづくり塾のみなさま、ご参加くださったみなさまに感謝。