で、電車とバスで目当ての会津若松市役所へ。時代物のいい感じの建物。…明治村に移築されるにはちょっと新しいかな。

 実は目当ての情報政策課はこの建物の向こう側、プレハブ建物に配置されている。およそ1000名の職員を抱える役場の情報環境を10名そこそこで下支え。質素な小屋に立派な役者、の方が、立派な小屋に粗末な役者、よりもいいに決まっている。あらかじめメールでお願いしていたとはいえ、開庁早々からお昼近くまで、かなり丁寧にオープンオフィス導入の経緯などについてお話を伺う。…ここで余禄。役場が導入したこともきっかけとなって市内の小中学校では児童・生徒用パソコンへのオープンオフィス導入が進んでいるそうだ。パソコン教室の次のソフトをどうするか検討を迫られている本学としても参考になりそう。
 オープンオフィス導入の理由のひとつにはもちろん財政面での負担を軽減したいというものがある。が、それだけではない。担当者氏の言をお借りすると「市のサイトから書式をダウンロードして、必要事項を入力して、それをメールして下さい」というようなことをする場合、私企業のソフトに依存した書式を公開すれば、それはおのずと利用者(市民)にそのソフトの購入を強いることになる(パソコン使う人は大半が持ってるでしょ、という現状はさておき)。そういや以前に採択していただいた和歌山県の研究助成の書式は一太郎で作ってあったな。
 たっぷりをお話を伺い、そこそこ資料もいただいて時間を気にしつつ会津若松駅に戻り、昨日と同じ食堂で卵とじそば。後ろ髪を引かれる思いでだし汁を残し、電車に間に合わす。
 郡山駅で空港行きのバス待ち。秋っぽい夏の雲。

 長野上空で東の方に富士山。いつも新幹線から見るのの裏側。あの向こうに東京があり、そのまた向こうに福島がある。速いなあ、飛行機。

 なかなかの収穫だったが、さすがにくたびれたー。ムリはムリのない範囲でほどほどに。