山上4℃、いいのか、まだ2月なのにこんなにぬくくて。
 東門階段を上がったところから松下講堂(手前)と本館を望む。

 たまたま廊下で行き合わせたゼミ生から相談を受ける。出席もしていたしレポートも提出した授業が失格になっていたそうな。とりあえず担当の先生に相談してみるよう伝えたが、ゆくゆくは時代の趨勢から考えて「なぜあなたはこの授業で『失格』の成績なのか」を出すよう授業担当者は求められるようになるだろう(大学によっちゃあ定期試験の採点ずみ答案を5年間は保存しておけとか、そんな通達が事務方から来ているところもあるそうだ。…ちょいと前に聞いた話)。その意味で成績評価における情報公開が大学でも求められるようになっているのだと言える(保坂展人さんの内申書開示裁判はもう30年以上前の話だ)。しかーし! 本学で悩ましいのは「なぜあなたを不合格にしたか」を開示させられることではない。むしろ「なぜあなたを合格にしたのか」、この挙証説明責任を迫られたらどうするか、…やっぱり「学力はともかく、気だての良さは太鼓判」とか言わなきゃならないんだろうか。いずれにせよ、成績評価というブラックボックスが白日の下にさらされることには、相応の覚悟が関係者に求められることになるだろう。桑原桑原。…いやいや、学生のみんながみんな、そうじゃありませんってば。