日韓シンポジウム「日韓近現代歴史資料の共用化へ向けて─アーカイブズ学からの接近─」(学習院大学)に参加。主として朝鮮総督府関係の資料をめぐる報告とパネルディスカッションが行なわれる。韓国現代史に不可欠ともいえる総督府史料の多くが日本語で作成されているという、史料の言語という問題は興味ぶかい。それにしても韓国のこの方面での進み具合はすごい。国を挙げての事業という点もあるのだろうが、過去の行政資料が着実に整理され、ウェブ上での画像公開が進められている。