記録は社会のインフラです、みたいなこと、誰か言ってないのかな。
 民間企業のつくった「国会DB」というスマートフォンアプリがあり、ツイッターにその公式アカウントがあるというのを知った。ユーザからは、無償で手に入る公開情報を使って対価をとることへの疑問も呈されているが、散在している無償情報を一覧性の高いものに加工して配信することにはそれなりの意味があると思う。大阪市では市長によって区長のツイッター活用が指示されているが、それらを一覧できるシステムを、大阪市の公共事業として競争入札にしたらよさそうに思う。もちろん、レガシーシステムに縛られることなく、一定の技術力を持つ企業ならどこでも参入できるよう(何年後かにメンテナンスを請け負う企業が交代しても支障のないよう)システムのスペックを明示して募集してみるとよい。そしたらツイッターユーザでなくてもネットユーザは区長の呟きを誰でも閲覧することができる(リアルタイムにではないにせよ)。もちろん市長の呟きも。で、これはそのまま公人による公的発言の記録として、保存・公開しておけば手間いらず。…いいんじゃないかなあ。
…てなこと書いといて全然読んでないんじゃイカンだろうというので初めて橋下徹さんのツイッターを拝見。前後に長々と続いているものの1ツィートだけを取り出すのは反則のような気もするが、記録の扱いに関しては右とか左とか関係ないような気がしてきますね。日本のメリトクラシーの崩壊はこういうところにも一因があるんじゃないかな。で、2/6付の橋下さんのツィートのひとつ。文中、「今回のえげつなさ」とは先の市長選でのことを指していると思ってよさそう。この話が本当だとして、証拠書類の廃棄を命じた上司のその命令は記録として残っているのかな。本当だとすれば敗戦直後の軍隊みたいと言っていいかも。あれ? 「むかし陸軍いま日教組」だったか? 「むかし陸軍いま自治労」だったか? まあ、どちらさまもムジナさんであることに違いはない。って、あたしもそうかな…。あ、「むかし陸軍いま総評」だったか(ひと晩寝たら思いだした。槙枝先生、すいません)。

大阪維新の会が情報収集したものですが、今回のえげつなさは、地公法の対象である幹部職員も含まれていること。そして何よりも組合が幹部職員も含めて、従わない場合は不利益を与えると脅していること。一体どちらが上司なんだ?そしてこの証拠書類に関して市長選挙後上司から廃棄命令が出ていた。

 読んでいるとついつい(さかのぼって)読み進めてしまう。橋下さんのやっていることのイチイチをチェックしているわけではないし、テレビを見ることが(ほとんど)ないから彼が演説したり論戦したりする姿も知らない。が、ツィートで語られていることには、そこそこの理があるような気がする。
アジア南方の天気なう