ユッスー・ンドゥールが大統領選に出るというネットラジオのニュースにびっくり。え? あれ? ミュージシャンじゃなかったっけ?とウェブで確かめたらその通り。…それにしても、なんで自分がこの名前を知っている(記憶している)のかについての記憶がない。アテにならないなあ、脳みそアーカイブズ。
 ハンガリーブダペストでは、議席の3分の2を占める政権与党が通した改正憲法に反対する大規模なデモというニュースも(国名もハンガリー共和国からハンガリーに変わるらしい)。詳細はフォローしてないが「1989年に定めた(おそらく三権の)チェックアンドバランスを台無しにするもの」との指摘が。ハンガリーにはハンガリー独自の現代史があるというのは当然として、それでもおそらく、20年前の体制転換に当たっては、ソ連ゴルバチョフ大統領(当時)がペレストロイカ(改革)と併せて進めたグラスノスチ(情報公開)の影響もある(あった)に違いないと拝察する。国民の生活に関わる情報が国民に知らされないようなしくみがつくられようとしているのなら、いわゆる「東欧改革」はまだ終わっていないと言わなければならない。そしてこうした問題は多分、政権の左右に関わらず起こるものにちがいないという臆断を持っておくことも必要だろう。中道右派の人々のやったことに抗議して中道左派の人々がデモをするというのはなんだかすごい気もするが、そのへんは国によって色々なんだろうな。…ブダペストの若井先生によると、デモの一方でブダペストのオペラハウスでは憲法改正を記念する舞台が催されたとのこと。合算してもほんの数日お邪魔したにすぎない国だが、気になるのはいいことだ(多分)。
…さすがに、根詰め作文の時にラジオを流していると気が散ってしまう。反省。