山上3℃、ひんやりの晴れ。いよいよ年内授業あと3週。あやまちすなこころしておりよ。
 そういえば先日お呼びのかかったお座敷の会場でトイレに行き、ふと思い立って(というか、ジャンパーのすそがアサガオにつくのを気にして)、膝を少し曲げて開き気味にし心持ち腰を落として、要は軽くお尻をうしろに引いたガニマタでしてみたら、こいつぁ気持ちよくおしっこが出る出る。巷間よく知られる小便小僧の格好は、むしろ尿道を締めて流れを悪くするのではないかと今さらながらに気づかされた。しぼってるつもりがせきとめていただけかも。…齢50ちかくになってようやく生きるうえでのこんな基本的なことに気づくとは。日々是精進にてござる。
 1週間ためた新聞をカタしたところで引きつづき古い雑誌を読み中。「AERA」2009.2.2付に載っていた高村薫さんのコラム「平成雑記帳」の一部。

…復興をなし遂げるのは、いつの時代も結局人間の希望の力なのだが、終戦時にはまだ戦争が終わった安堵もあったのに比べて、天災の不条理を経験した人間のこころは、生涯マイナスのエネルギーのやり場もなく、決して回復することがない…

…希望の灯は、与えられるものではなく自らともすものだなどと調子のいいことは、なかなか言いにくい。