民間の格付け会社のそれぞれが、どんな基準に基づいてあれこれの格付けを行なっているのか詳しいことは藤吉にはわからない。が、格付けがどう決まるかより格付けがそう決まったらどこに資金を流せばいいのかの方に躍起になる人々が多数派(声デカい派)である限り、その界隈での悲喜こもごもは続き、そのとばっちりがこっちにまで及んだりもするんだろう。今回のアメリカ国債の格下げの過程では、
数時間後、リポートに盛り込まれた将来の米財政赤字額の予想に約2兆ドルの大きなズレがあることが判明。「予想が2兆ドルも違っている。こんなリポートに基づいて格下げする気なのか」。同省担当者が詰め寄ったが、S&P側は間違いを認めつつ、「格下げの決定には影響しない」と突っぱねたという。(毎日新聞8/6付、8/7最終更新)
なんてこともあったそうだ。2兆ドル…1ドル90円としても180兆円。日本の今年度の予算が92.4兆円。1ドル100円としたら200兆円。総額ではなく計算のズレの額です。…やっぱり、ゲームの世界に生きてる人たちってすごい。そういうのに否応なくつきあわなきゃいけないというのも現代社会に生きるということ、なのだろう。
来年、2012年にウクライナがポーランドと共催でサッカー欧州選手権をホストするそうだ。で、そういうことするのが国民のためになるかという議論をBBCのディベート番組でやっていた。賛成論にイギリスとウクライナから、反対論にインドと南アフリカから。インドはコモンウェルスゲームを、南アはサッカーワールドカップをやったばかり。どっちもやってる最中はBBCだって番組で盛り上げてたじゃないか!という突っ込みは可能だろうが、それはそれ、ということだろう。いいなー、このくらいの勢いでディスカッションできると楽しいだろうなあ。…残念ながらオンラインでは見られないようだ…もちろん!活発なディスカッションのためには英語を流暢に話すということよりも、英語で話すべき内容を持っておくことが大事なのでござんす。前のめりにならず、粛々とがんばるべし。