ずっと屋内でじっとしているとアタマの中がむずむずしてくる、と意を決して電車に乗り今回は南海電車沿線の住吉神社へ。初詣というよりも初おみくじを目当てに。で、当たり障りのない「小吉」を賜る。「このみくじにあう人、時の速さを知る」だそうな。なんとなく浪人時代の二次試験の国語に出た上田敏「春と人」を思い出してしまった(って、まだ覚えてるかっっ! ちなみにこの時の擬古文は福沢諭吉。現役時代の擬古文は森鴎外の「空車=むなぐるま」。現代文は思い出せないからあまり印象に残ってないということなんだろうが、この時の共通一次の現代文は百合の花に鼻をうずめるとかいういやらしい内容だった覚えがある。有島武郎だったか。試験翌日に高校でクラスの女の子に「ヘンな問題文だったよねー」とかうれしがってしゃべってたような気がするぞ)。
 ちょっとさっぱりして戻ってきたところで、ためこんだ新聞3週間分、雑誌半年分(月2回刊の「日経パソコン」)、古雑誌(週刊AERAの2005年版)3か月分をカタす。リアルタイムで流し読みしてればどうということもない負担なんだろうが、ちょっと時間をおいてから読んでると「お。こんなこと、こんな時期にもう出てたのか」みたいな内容があってついベタ読みになってしまう。まったく「時の速さを知る」そのままにはべり。
 唯一自分用に買ってきて寝る前に少しずついただいていたハンガリーのおみやげUNICUM(アルコールのきつい養命酒。最初は2年前、ベティンガーせんせのおごり)。いよいよおしまい。ネットでも買えるみたいだが、現地で買って持ち帰った方がありがたく思えるというのは「おみやげ効果」かも。

 新聞、雑誌類飛ばし読み(時々ベタ読み)がほぼ予定どおりかたづいて、明日から冬休みの宿題年始の部に突入する!…わりと順当な進みぐあいを寿ぐべし。少し寒さが和らいだのか、夜なべしてても膝下の冷えがきつくないのはうれしい。