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　検察は、法律に基づいて合法違法の判断をする行政機関である（あれ？違う？）。道義などというあいまいなものに基づいて正邪の判断をすることは、任務のうちに入っていないはずだ（え？やっぱり違う？）。あいまいなものの、どのあたりに線引きをするかを裁量権の範疇に取りこむというのが「作戦」ではないと言い切ることはできない。マスコミのやってることだって、ネット上のまつりとさして変わらないだろうと思える。というか、まつりってのは報道マスコミの作法の模倣なんじゃないのか。…「次はあいつだ！」
　どのような情報と、どのような基準に基づいてそれを「捜査対象」として取り上げることに決したのか（これは裁量権≒恣意の範疇に入るはず）、その意思決定の過程が記録に残され、すぐにとは言わず、たとえば30年後に墨塗りなしで公開されるようになれば、お祭り好きのガス抜きメンタリティも多少は変容をこうむるかも知れない。