んむおー@tenki.jp(水蒸気)。

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 やっぱり北の方が入り組み中。

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 エボラ試行中@NPR。

 オマエは黙っとけ継続中@AlJazeera。

 オマエは黙っとけ粛々中琉球新報

 向こう三軒確認中@DeutscheWelle。

 ちょっとだけ早起きしたら、今日もお出かけでござる。今回は忘れずにカメラも持った。どのていど撮れるところがあるかはわからない。

 まずは集合場所の阪急茨木市駅へ。引率の先生と合流したら早速バスに乗り込む。これこれ。

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 前方にはちゃんと表示も出ている。

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 着いた。バスに揺られることおおよそ2時間半。今日はこちらで当事者の方のも含めいろいろとお話を聞かせていただくでござる。

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 外から階段を上がり2階にある会議室に入って諸注意など聞いたあと待機する学生諸君。これからしばらくお昼ご飯と散策タイム。

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 室内には園の理念が掲げられている。

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 せっかくの散策タイムなのでちょいとうろちょろ。会議室のある建物の正面にまわるとようやく看板を発見。

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 この前お邪魔した西淀川よりは高地にある。

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 ミーティングなどはこちらで行なわれているそうな。

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 潮が引くと右側の島と地面がつながって歩いて渡れるらしい。

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 鳥居や石段なども往年の入所者の労働によるものと聞くが、にわかには信じがたい。ハンセン病は神経がダメージを受けて痛覚などが麻痺してしまうため、けがをしても気づくのが遅れ、それで化膿が進んで腕や足を切断せざるを得なくなるといったことが頻繁にあったそうだ。元気な人ほど早く亡くなったといわれることには、そうした背景もあった模様。

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 せっかく(!)なので時計とにらめっこしつつ海沿いをてくてく。日射しはあるが風が気持ちいい。

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 堤防を歩くと海が近い。

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 がーん。行き止まりである。虚弱爺なので無理はせず、もと来た道を引き返す。んむー。ぎりぎり間に合うかな。

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 これは園内だけを走る車という意味のプレートだろうか。それはそれとして、1号車みつけられてちょっとラッキー。

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 だいぶ戻ってきた。坂を上がる途中の電柱。なんだかターミナルって感じ。

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 道の両側のポールに白い円筒形のスピーカーが一つずつ設置してあって、それぞれ異なるラジオ局の番組を流している。そんなにみなさん人の声を求めておられるのかと思ったが、どうも事情が違う。あとで聞いたご説明によると病気の進行の過程で視覚を失った人が多く、そのため音で自分の場所を確かめられるよう園内のあちこちのスピーカーからラジオ放送を流しているらしい。とすると両側で異なる番組ということは、左右で番組を聞き分けて自分が今どちらに向かおうとしているかを確認する手段にもなるということではなかろうかとあとづけの推測。…まあ、五体満足な人間には気づかないことが多いのでござる。

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 もともと管理棟として使われていた建物が資料館として使われている。ここで少し解説を聞いてビデオを見て、展示を見たら今度は参加者うちそろって園内見学。

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 勢いよく繁る蔦に銘板が隠れそう。

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 あまりちゃんと知らないのでつい「患者さん」と言ってしまいそうになるが、基本的に今の園内の患者数はゼロ。効力のある薬品がなかった時代に罹患した人のなかには手足や皮膚などに変形が生じ、それがそのまま後遺症として残っている場合があり、ハンセン病によって身体機能に損傷を被った障害者の人たちが今この施設に入所者として暮らしておられる。平均年齢から推測して10年もすると入所者がゼロになるのではないかとも言われているらしい。ここにも「語り部」問題が。

 園内で通貨として使われていた「園内通用票」。園内でしか通じないから外では使えない。逃亡防止の一手段。

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 入所者のお一人が3年がかりでつくられた(如是我聞)という愛生園ジオラマ。不謹慎だがやっぱりたまらん。ついまじまじ。絶壁になってるところにひっそり「自殺場所」のプレートが。んむー。

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 消毒用の洗面器台。園内に設置された学校の教員室の入口に置かれていたものとのこと。先生方はここで手などを消毒してから教員室にお入りなったということのようである。授業は白衣でなさる方も多かったらしい。

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 ここの学校で学んでいた人たちの感想などもパネル展示されている。古いものも多いが、1985年に高校2年生と思われる人のもの。藤吉とあまり年が違わんのではないか。んむー。

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 神谷美恵子というお名前は多分みすず書房の広告によく出ている人というメタデータで記憶していたんだと思うが、こういうところで出くわすとは思わなんだ。展示ケースには万年筆によるらしい手書きのカルテ(個人名は出ていない)も展示されていて、丁寧な走り書きを追いかけていくと Lepraの状態も悪い といった文言も読める。

 下のパネルの説明文の下の方にピンク色の帯になっている部分があるが、ここには小中学生向けの簡潔な説明が、上の詳しめの説明とは別に書かれている。時間があれば読む子は両方読むだろう。

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 長島愛生園歴代園長の写真が掲げられた部屋。

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 資料館見学を終えたら今度は引率していただいてみんなで園内見学。

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 すっかり崩壊している往事の到着桟橋。

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 桟橋を降りて最初に立ち入る建物。収容所と呼ばれていたのが途中で回春寮と呼ばれるようになったようだ。

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 建物の前の説明板。

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 中に入ってクレゾール入り浴槽を見学(今は使われていません)。

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 入所者による創作活動が活発だったというのはどこかで聞いたことがある。著名人のおひとり。

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 この灯籠はちょっとすごい。見てるとぞわぞわしてくる。

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 坂道を登り切ったところ。このテントの向こうに納骨堂がある。

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 東本願寺関係者の寄付と、園職員および患者の労力によって昭和9年に完成との碑文がある。

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 お骨は後ろから納めるようになっているようだ。

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 ひととおり見学したら最初の会議室に戻って入所者さんのお話を聴く会。だいたい教室的な場所で自分から手を上げるような子は滅多にいないのが本学だが、まあ一人は質問が出てよかった。…それにしても、「汚いモンが上を通るな」ってのはすごい言い方だな。似たようなことは、ハンセン病に限らずありそうだ。

 今回ずっと資料館での解説から園内見学の引率までしてくださったのは園で唯一の学芸員さん。もともとは事務職として着任されたのが現場での必要などもあり通信教育で学芸員資格を取得されたとのこと。すげいなー。おるとこにはちゃんと人材がいてござるねー。

 建物を出て名残の海。ちょっと空模様があやしくなってきた。

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 30年ほど前にようやくかかった島と本土をつなぐ橋。帰路のバスからぱちり。

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 バスで大阪に戻る途中でものすごい雨に降られたが、茨木に戻るあたりでおさまり、結局降られずにすんだのはラッキーであった。引率してくださったA先生に感謝。けっこうな収穫になった。しめしめうしし。

 来年ブラジルでできるかどうか侃々諤々中。あれこれ無事に運びますように。
 特集「大学自治空間」@建築ジャーナル。
 んぷぷぷ東京五輪学生ボランティア応援団。
 これが大事帝国データバンク史料館。
 日本海よ、お前もか。的な@EcoWatch。…こういう声も。
 【シゴトを知ろう】公文書館専門職員アーキビスト) 編@進路のミカタ。
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 月額6万、返済不要だそうな@イトーヨーカ堂
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 旅する劇団どくんご、支度中
 黄色い大地の博物誌ウェブサイト開設。いつか中国語バージョンも増設されますように。
 全記録蘋果日報。…タイムラインもよくできてます。いま見たら写真が軒並み消えとる。なんかあったんか。
 あれから10年後までの予想
 今日の燃料棒@TEPCO。…1188/1533 …まだ停まっとる。げ。ページが変わっとる。1353/1533(「使用済燃料の取り出しは2014年11月5日に終了」だそうだ)…げげ。またまたページが変わっとる(12/16)。なーんか、ブックマーク外ししてんじゃねーのかと疑いたくなる小市民。
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