ぐぎぎぎぎぎ@tenki.jp。

 ちょいと更新が遅れましたが、今日も電車の日。なんばまで出たらなんばから近鉄で奈良へ。このところうろちょろしていて面識を得た関係者のお車に乗せていただき、杏中(これで「からももなか」と読むそうな)へ。めあてはここ(やっぱりタテのがヨコになる。むー。…職場で修正しました。やっぱりサイズが原因かも。20131112)。

 すでにあちこちで紹介されているようだが「一昔前の暮らしぶり」の再現。まあ、再現の正確性については分からないが、ともあれ一昔前のものがいっぱい置いてある。

 入ってすぐのところには井戸もある。

 むかーし、布団に入れて使っていた行火らしい。藤吉ががきんちょのころ母方のばあちゃんちではこれに似たのを炬燵に入れていたような記憶がある。形状まではっきり覚えていないのが残念。

 中央下に見えるのは冷蔵庫。40年ちょい前まで氷を入れて使っていたらしい。…つまり、電気の来るのが遅らされていたということかもしれないが、そのへんまではよくわからない。

 メダカ(けっこうデカい)を眺めながら生姜湯をよばれる。

 これらの展示で何がめざされているか。お話を伺ったところでは、まず、地域の子どもらに親の世代、そのまた親の世代の暮らし方を知っておいてもらおうという伊都…もとい…意図がある。次に、これはこの文化祭だけでなく年間を通じて実施しているいろいろな活動のなかで、苦労ばっかりしてきたばあちゃん、かあちゃん、そしてよそからここに定着したおよめさん(ばあちゃんもかあちゃんもいる)に、ちょっとしたことでもいいから、ここにくらしてきてよかったと思いながら晩年を過ごしてほしいという意図がある、とのこと。それはその通りと感じる。ここは(なんだかんだいって)ええとこやと感じることのできない土地でまちおこしもなにもあったものではないだろう。外に向けて売り出せるものがあるかどうかの前に、住んでる人間のQOLは大事であることですなあ。
 ほっこりしたら2階にも展示があるとのことでスリッパをぺたぺたしながら階段を上がる。で、あれま、なんじゃこりゃあ!?的な(どーせまたタテがヨコになってしまうが)。そうかー、このご近所さんであったのか。

 地元のトラベルマップにもちょいとした説明が載っている(なぜこれだけちゃんとタテになるのであるか)。

 もとになった写真も展示してある。

 生家跡に建てられた碑(の写真)の説明。偉人の伝説(関係ないがこの字はかなり好き)。

 で、ゆかりの柿@ご自由にお持ちください。爪の垢はもはや煎じることができないのでこちらの柿をいただきます。

 米田庄太郎という名を初めて知ったのは高3の末の末、1982年の3月上旬、現役入試のすんだ帰りに京都駅前の近鉄百貨店の中にあった本屋に売っていた『わが解体』という憂鬱げな(いま思うと晴ればれしたポトラッチかもしれない)タイトルの本でだった(一緒に買ったのがユージン&アイリーン・スミスの写真集『水俣』。もー、気分丸出しの介)。高3の夏休みの課題図書で『破戒』を読まされてピンとこねーなーと思っていたのを思い出して、あれまあホントにまだあったのかと感じたのであった(その後京都に来てびっくりするのはもう1年先の話)。その本には、京大文学部の先生たちの会議(いわゆる教授会)で、部落出身の人間と会議の場を同じくするのは気に入らん的な発言をした先生がいたことなどが(特に名指しはせず)記されていて、へえ、京大の先生でも(←偏見)そんな意地悪なこと言うのかと感心した覚えがある(ひとさまのブログ、この記事にもうちょっと詳しく書かれている。ついでに、こちらの記事のドーマン先生についても展示があった)。『破戒』を歴史的文書と感じる程度に部落差別については無知だったので(愛知県にはいわゆる人権教育はなかったし。まあ、あったらまたどうなっていたか今となってはもうわからない)、(構造的要素を持つ)差別と(個人心理のウェイトの高い)意地悪の区別があんまりついていなかったんだろう。
…それが理由で社会学をやるようになったわけではないと思うが、勝手にご縁を感じる今日この頃(ついでに、電車の行き帰りに読んでるのが田中森一『反転』だったりするとなおさら)。
 最後にぜんざいのお接待をいただきしょぼ降りのなか駐車場まで戻って奈良駅に帰還。近辺で今日のまとめなど少々。有益なお誘いに感謝しつつ再び電車。いつも地下道ばっかり歩いているのでなんばに着いたら地上に出て南海方面へ。鼻いっぱいに吸い込む雨上がりの冷えた空気が気持ちいい。これはなんだか初めて見る気がするが、けっこうキレイ。

 庄太郎柿は間もなくおいしくいただきます。御利益ありますように。

 捕物帖によるカタルシス
 いよいよ主だった会議が授業時間にかぶるようになってきた。こっから年末までが結構なてんやわんや。むひー。
週刊プレイボーイ20111114号

・3.11地震余波 被災地のファミレス、泣ける話(「ファミレス 仁義なき戦い」(pp. 87-98)PART4、pp. 94-95)
・千葉県柏市で異常な高線量値! “スーパーホットスポット”は首都圏のあちこちにある!?(裏話ガッツリ!NEWSマシマシ!!、pp. 129)

募集中だそうです。…いつの間にか取扱い停止になっている…7月中旬スタートで再開してます。
 あれから10年後までの予想
 今日のAQI
 今日のガイガーマップ
 今日・明日のエアロゾル九州大学
 地には平和を。
 科研費ロゴ@JSPS。