あけましておめでとうございます。穏やかに笑いのさざめく一年になりますように。
 ひとつすんだし次やんなきゃなの朝。
 ずっとおこもりさんもアレとて長々と電車を乗り継ぎお久しぶりの吉野へ。雪もなくよい天気の金峯山寺、だが蔵王堂の水受け(というのかどうか)にはうっすら氷が張っている。夜間には厚みも増すものと思われる。

 今回も急な石段を下って脳天大神さんへ。パフォーマンスがこれ以上ダウンしないようお願い申し上げる。…蔵王堂の権現さまは今回ご開帳ではなかったが、脳天さんでポスター代わりのカレンダーが売られていた。
 脳天さんから石段を戻ってきて少し周辺を歩く。金峯山寺の石垣修復中。石垣を外したところを見られる機会はなかなかないと思う。ありがたくまじまじ拝見。

 たぶん石垣を外す前に一つひとつの石に記号をつけておき、全体を写真か何かで記録しておいて、それを使ってまたもとどおりにする作業が進められているんだと思うが、石の一つひとつにラベルを貼るという作業を考えただけで気が遠くなる。お賽銭、貧者の一灯はずむべし。

 寄ってみると新規に足された(交換された?)らしき石もあり。

 ひととおりうろうろしたあと暗くなる前に甘い生活の素を買い込み下山。青空をバックにほとんどシルエットになってしまった銅(かね)の鳥居。ここも電線多し。

 行きはロープウェーを使ったが帰りは(いい天気なこともあり)坂道をへこへこ歩いて下る。途中、キレイに中身を抜かれたからすうり。これはお見事。

 出かける前は天気予報が気になっていたが、終わってみれば大変によろしい出歩き日和。吉野から橋本に向かうJR和歌山線ワンマンカーの車内では、どちらも巨大なリュックを足下に置いたスペイン語らしきカップル(見た目もよろしい)がにこにこしながらのべつまくなしにちゅーしまくり。衆人環視の場とはいえあれだけいちゃいちゃしてエスカレートしないのはさすが習慣のたまものと感心する。藤吉の隣に座っていた日本人のおばさん連れが最近の若い人は人目を気にせーへんしなとヘンな感心の仕方をしていた。自制心があるというのは素晴らしいことだとあらためて気づく元旦の夕方。…春までには天野にもお邪魔したい。
 で、半月ほどためてしまった新聞をばしばし!
…んー、ホントかな。こういう地域も出てきてるのかもしれないが。直接にはまだ聞いたことがないな。