目覚めると快晴。起き抜けに地上を睥睨するのは不思議な気分。大島からのご来光を拝む。

 朝食もそこそこに最終日の出発準備。前日までの雨まじりの空模様は収まったが風がつよーい。体感温度急降下。いくつ目かの調査寺院では潮風が強い土地だからなのか、頭巾つきよだれかけのお地蔵さま。

 かなり山あいに入っていると思われる寺社でも、川沿いにあるところにはこんな札が要所要所に立ててある。ポロロッカのようなのがきたら確かに怖い。

 寺社によってはアライグマはなくても鹿や狸の被害があったり、複数の動物に荒らされたりということもあるらしい。詳細は研究代表者のセンセがお書きになるのでここでは割愛。当初の予定より多くの調査成果を(被害なしや近隣の田畑被害聴取も含め)あげて夕方には大阪まで帰還。藤吉は南海なんば駅のそばで降ろしてもらって電車でさらに帰還。大腿部の筋肉痛で歩き方がメチャ不自然なカクンカクン。痛いに加えてこれは恥ずかしい。まずは無事にすんでよかった。それにしても、山深い紀伊山地と聞いてはいたが、うねうねと山間や川沿いを走る道路から眺めたにすぎないにせよ、ほんと、人の手の入っていないところがないのは衝撃的。ようこんなところにまで人家があるわと平野で育った子はすぐに思ってしまう(偏見です)。人間てすごいなあとあらためて感服。
アジア南方の天気なう