惰眠をむさぼっていると聞き慣れない音色の目覚ましが。寝ぼけたまま見回すと電話のランプが点滅している。成田から飛んできたご学友、予定よりも順調にSF到着。宿舎内のカフェで滞在中の行動確認の後さっそく街へ。やはり明日の訪問に備えて予習しておいた方がいいだろうということで再度きのうのミュージアムへ。昨日とは違う道でまた1時間てくてく。あれこれしゃべりながら歩いていたら、ちょうど同じようなペースでやはり会話しながら前を歩く白人男性2人の後を、しばらくの間ついていくような感じになってしまった。途中で彼らは道を折れていったのだが、その間際の会話。
 You look like walking with us. / Ya, we are following you. I think you are residents near here. / No, I'm from Philadelphia. / Oh, I see. / Are you tourist? Where are you from? / I come from Japan, Tokyo. / I'm from Osaka. / OK. Many couples come here from Japan. Please enjoy it. / Thank you. Bye, bye.…絶対わしらデキてると思われてるわ。それにしてもフィラデルフィアといえばあの映画。偶然に決まっているが意味深である。
 目的地に向かう途中、えらく大きな音楽の音がして、そちらの方に向かうたくさんの人々の群れ。その人々がタダ者ではない。サングラスをしていないレーザーラモンHGのような方々が半分を占め、中には試合前のアメフトチームのように(って知らないが)激しいかけ声をかけて気合いを入れながら音楽の方に向かっているご一行も。さすがに集団で歩いていると圧巻。臨時の歩行者天国になっているようなエリアもあるらしく、交通規制のスタッフが路上に配置されている。その車がかわいらしい。

 が、こういう仕事につきものなのか、車のボディには「職員への暴力は犯罪です」なんてことが書いてある。どこもこういう仕事は大変である。

 今日はあんまりびっくりするような人々がいなかったが、近くで開催されていたお祭りの方に集結していたのかも知れない。それでも観光客らしき人々で通りは賑やか。昨日と同じような行程でミュージアムを見学し、受付スタッフと少し話したあと帰りは地下鉄(MUNIというらしい)に乗ってみる。一律料金で2ドル。ホームには先ほど訪れたミュージアムの大きな広告が出ている。

 さすがに鉄道を使うと早い。明日の訪問に備え、今日は早めに夕食をしてとっとと寝ることにする。宿に戻る途中、定番の風景を撮ってみた。

 ワシントンはたいそう蒸し暑くしかも雨がちの日が続いたが、サンフランシスコは快適。賑やかな雰囲気もひんやりした空気感も「ぼちぼちNFの季節だねー(ローカルネタ)」といった感じ。明日もよい天気を望みたい。
…この期におよんでエントリーが届いた。スペイン、しかもカタロニア。オフィシャルな締切が過ぎてしまっているということだけで断るには惜しすぎ。どうしようかな。むー。
 北米大陸の天気なう