早起きしたら長々と電車を乗り継いでけいはんなNTT研究所オープンハウスへ。ブースを一つひとつ見学し、午前中の講演(理系研究者の魂の叫びを聞いたような気がする)のあと、えずけんメンツと合流し、少々今後の相談も。午後イチの総研大・長谷川先生のお話もおもしろかった。ちょっとね、最後の質疑応答はヘタすると家族の再建なんて方向への誘導尋問的な内容でイマイチだったが。
 手に持った小箱の振動で方向を感知するという ぶるなび というのが個人的にはおもしろかった。小箱の振動といえばマナーモードにした携帯電話のバイブレーションを想起するが、携帯の振動には方向性がない。が、このぶるなびは振動に一定の方向性をもつ(ように感じさせる)仕組みを備えており、引っぱられるような感覚を得ることができる。で、その引っぱられる方向に歩いて行けば、目をつむっていても目的の地点に着くことができる、と。正しい方向を外れると自分の進行方向とは異なる方向へと小箱に引っぱられるように感じないといけないのだが、方向性をはっきり感じられるほどしっかりした振動を起こそうとするとかなりの重量になってしまうんだそうだ。…アチラを立てればコチラが立たず。他にもいろいろ。実用化寸前のプロトタイプとでもいうべきものに触れるのは、なかなか参考になる。そういう発想でくるか!てな感じ。