これが本当だとしたら、茨城の北の方も大変なことになっているらしい。一気に読み通すのはなかなかホネだが、コメント欄にも興味深い話題が並ぶ。…「何か」あったとき対応できるような体制と人材の整備、今ある程度の体制と人材で対応できないことには手を出さない自制…後者の方がいいような気がするな、分不相応に大仰なこと言わなくてすむし。
 ちなみに、文部科学省こんな資料(PDFが開きます)を教育現場に配布しているそうだ。まあなあ、「放射線の影響そのものよりも、「放射線を受けた」という不安を抱き続ける心理的ストレスの影響の方が大きいと言われています」とは、その通りなのかも知れないが、どうなのかなあ。…本学にも資料は来てるのかな。関東以北限定かな。
 経済産業省が東京新聞の記者を出入り禁止にしたそうだ。公的機関であれ民間組織であれ、その業務に関わって説明責任を果たすべきことに変わりはないが、ただし「現在進行中の業務のイチイチについて説明の時間をつくっていたら業務の遂行自体が妨げられる」という説にも一理はある。それゆえこの一件は「進行中のことについてどの程度『国民の知る権利』が保証されるべきか」について、興味ぶかい応用問題と言える。…などと、おもしろがっていてはいけないのかもしれないが。
 知らしむべからず依らしむべしというが、もはや依るべからざる存在であることを知らしめられたと感じる層が増えているならば、これは変化の一歩になり得る、とは、アーカイブズ業界への我田引水にすぎるかも知れない。