昨日の研究会でおもしろい話を聞いた。ふつう研究者による過疎地への働きかけといえば「再生」とか「活性化」といった言葉がキーワードになりがちだが、いたずらなにぎやかしよりもむしろ、その土地の人々の尊厳を毀損しないようなかたちで集落を終わらせてあげる、つまり「地域の看とり」ということを社会学はもうちょっと考えてもいいんじゃないかという話。これは、ちょっと新鮮だった。たしかに医療の世界でも強引な延命に対する反省は言われているようであるし、「自分たちはここで静かに消えていく。余計なことはせんといてほしい」という地域はありそうにも思う。社会学おくりびと、とか。