山上3℃、キレイな晴れ。適度なひんやり感。
 「現場」で奮闘する方々と中央で問答する方々とを引き比べ、「下っ端にいるうちは立派なのに、成り上がってくうちにスカタンになる日本人」というような言い方を思いつき、何かのついでに書こうと思っていたのだが、内田樹先生がすでに書いてらした

おおづかみに言うと、「貧しい環境」において、日本人は知性的で、合理的になる。「豊かな環境」において、感情的で、幼児的になる。

 そういえば、中井久夫先生も会話相手の外国人から「日本はあんなに頻繁に政治家がつかまったりしているのに、どうして国が傾かないのか」と尋ねられて「それは普通の人がしっかりしているからだ」と返事をなさったと、どの本でだったか書いておられた(文言はウロ覚え)。
 贅沢というものに、日本人は、舞い上がってハタ迷惑になるか、恐れをなして近づかないか、どちらかの選択肢しかもってないんだろうか。…やっぱり不遇(追い詰められた状態)が似合う(かも知れない)日本人。むー。
 インドの件が決まらないらしい。どうもこの影響らしい。どうしよう…。
 授業第一週ぶじ終了。状況はそれなりに厳しいが、そこそこ落ち着いて(これ大事)楽しく授業のできる受講生とともにいられるのはやっぱり幸せである。