大阪大学のY先生よりご案内メールが届く。かねてより進めておられる WEB懐徳堂に新たなコンテンツが加わったとのこと。以下引用。 
■引用ここから
 大阪大学懐徳堂研究センターから、このたび完成した二つの新しいデジタルコンテンツについてお知らせします。
◇『越俎弄筆』デジタルブック
◇「聖賢扇」デジタルビューアー 
いずれも、こちらからご覧下さい。

WEB懐徳堂ナビページ 
【『越俎弄筆』(えっそろうひつ)とは】
 懐徳堂を代表する学者中井履軒(なかいりけん)(1732〜1817)による図解医学書杉田玄白らの『解体新書』より一年早く作成されました。
 このデジタルブックでは、その全ページを閲覧できるほか、デジタルブックの特性を活かした、拡大・縮小、目次から該当ページへのジャンプ、テキスト解説へのリンクなど、多くの工夫がこらされています。
【「聖賢扇」(せいけんおうぎ)とは】
 同じく中井履軒が作成したとされる扇。
 扇面に歴代の聖賢や学者・学派の名を朱筆し、裏面にはこれらの人々を酒にたとえて面白く評を加えたものです。
 このビューアーでは、その表裏を簡単なマウス操作で回転させながら、履軒のウィットに富んだ批評を読むことができます。
■引用ここまで
 特に『越俎弄筆』の方は現物のデジカメ画像を閲覧できるだけでなく、要所要所にリンクが貼られ、それをクリックすると関連事項の解説テキストができるようになっている。数年前、高野山の古地図でやれたらなあと思っていたこと(寺院名をクリックすると由緒や所蔵文書概要が表示され、所蔵文書概要をクリックするとデジカメ画像を含む詳細説明が出るというしくみ。詳細は→こちら)が実現されていてうらやましい。…何につけヒト、モノ、カネをそろえるのは大事なことなり。
 …今度は2月にインドだそうだ。よりによって年度末。また決算の締めくくりが大変そう…。