再び国立アーカイブズへ。今日は別の建物で別のお話を伺う。旧社会主義政権時代の記録の管理と公開について。

 ハンガリー共産党は党で独自のアーキビストを設置して記録管理に当たっていたそうだ。地下活動していた戦前の日本の共産党のイメージで考えてたらびっくり。見せていただいた1976年作成のハンガリー共産党のレコードスケジュール(Under the coutesy of National Archives of Hugary. But!ハンガリー語なので読めない…)。

 党の中央機関の文書がほぼそっくり国立アーカイブズに移管されているそうだ。

 棚に整然と並べられた保存箱は共産党時代そのままのもの。棚への配置もほぼ当時のままだそうな。

 ただ、建物自体はオンパーパスビルト(その目的のための建設)ではなく、もともと財務省の建物を譲り受けているため、保存状態(温度・湿度、あと虫とか)はよくなく、そこが悩みのタネとか。
 ひととおりお話を伺ったあと、案内して下さったアーキビスト氏の引率でお昼。カフェテリア方式になってて、普通の旅行者では入れないようなところ。その分安く上がった。で、そのあとトラムでHouse of Terrorへ。

 「壁」の崩壊20周年を記念してHouse of Terrorまえに移設されたベルリンの壁。ホンモノらしい。

 なんとなく、前回より展示がヘビーになってたような気がする。地下鉄で宿ちかくまで戻り、そばのカフェで復習会議。で、まだ元気ある組は少々休憩ののち晩ご飯へ。疲弊組はそのまま爆睡。藤吉は後者になってしまった。