長々と電車を乗り継いで奈良県立図書情報館へ。全史料協近畿部会の運営委員会に参加。思いのほかあれこれの議論で長引く。全史料協の正式名称は長々しくて「全国歴史資料保存利用機関連絡協議会」という。その名称の通り、アーカイブズ機関の連合体である(藤吉は個人会員として参加)。で、近畿部会というくらいだからその中心は、まあ京阪神になるわけだが、今年度からというか昨年度いっぱいで大阪市、大阪府、兵庫県が退会/休会したそうな。東の方では昨年度の大会会場となった福島県も今年度は退会しているという。地域的な機関の連合体で、規模からいってその中心であってもいいような府県の退会が続いていることに、「歴史や伝統は大事だが、記録だの証拠だのはダメ」という関西の風土がよく現れている。…というのは、まあ、ほぼ八つ当たりであろう。いずれにせよ、会の存続が危機的であることには間違いない。今年度の全史料協大会の会場は京都。これで大会後に京都が抜けるようなことがあれば、…わははははは。
…時間があったら帰りになんばで「第9地区」を観てこようかと思ったのだが、遅くなったので次の機会に。…そうかー、アカデミー賞でハクをつけるまで上映を控えてたということなのかも。