きっちりと制度の変化をフォローしてるわけではないが、たとえば、それまで大きな病院では診察の後そのままそこでもらえていた薬が医薬分業とかで処方箋もってって薬局でもらわないといけなくなったり、何か病気で大きな病院に入院したら完全治癒までそこにいられたのが、ある程度メドがついたらどこか規模の小さな病院に移らないといけなくなったり、へへー、そういうことが進んでいるのだねーと、時々感じることがある。で、こういう文章を読むと、制度設計の志の高低というのはあるのだなあと思わされる。またも切り貼りですが、メールマガジン「夕張希望の杜の毎日」1月15日付の記事より。森田洋之医師の記事の抜粋。
■ここから引用

 福祉国家スウェーデンでは、患者さんが基幹病院を退院して地元に帰る時、帰る場所(在宅/福祉施設)を確保するのは、患者さんが住んでいる市の責任です。
 もし医師が急性期治療の終了を宣言しても、市が地元に帰る場所を探せず、社会的入院の状態になった場合は、その入院費は市が負担する、と法律で決まっています(1992,エーデル改革)。
 そのため市は在宅医療、福祉施設の充実に対し危機意識を持って積極的に取り組んでいます。

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