年末の部で大きな債務をひととおりカタし(デカいのはあといっこ!)、年始の部ではこまごました債務をかたづけ中。で、ついまたよそ見をしてこういうのを見つけてしまう。
 切っても切れない親子の仲、とか、あるいは夫婦喧嘩は犬も食わぬ、とか言ったりするが、ひとまず後者は置いとくとして、家族が国家権力を筆頭とする公的なものの介入を許さない領域だという議論はよくある(それへの反論も、まあよくある)。しかし、親に子どもを育てる義務、しかも今ある社会に(とりあえずそこそこでも)適合的に育てる義務があるのだとすれば、それから著しく逸脱した大人を「親」と認めることは困難であるに違いない。…だんだん自分が国家権力の介入に寛容になってきているような気がするが、これはおそらく、だんだん自分を「抑えつける側」に位置づけることにためらいを覚える感覚を失いつつあるからに違いない。