山上1℃、クリアーな晴れ。このまんま春になってしまうのか…。すげ久しぶりに登校したような気がする。今日は午前中に書類仕事、午後から会議で、その後、来年度に開講する新しい授業の準備で高野山の近在集落をお訪ねする予定。あれこれ粛々とカタすべし。
 で、行ってきました。というか、車で連れてってもらいました。杖ケ薮。急な斜面に貼りつくように家々が並んでいる。まさに「バリアフリーとは真逆の土地」でござる。…でも、電線はあちこちに張り巡らされている。

 杖ケ薮は野菜など土地の産物を定期的に定期的に奥の院に納めている。今回お邪魔したNさん宅が、ちょうど集落内持ち回りのお届け役に当たっており(奇遇なり)、供物を納めた証しを奥の院でもらうための帳面を見せてくださった。御通帳(おとおしちょう)というのだそうな。

 その当番に当たっていることを示すための木の札。明治39年につくられている年代物。

 ひとしきりお話を伺ったあと、周囲を見学しながら集落の一番高いところにあるお社へと向かう。ちょっと小さな写真では見にくいが(右クリックで画像を拡大してください)、境内に鐘つき堂がある。お社には三つ巴の紋があったから、もしかしたら丹生都比売命と関係があるかも(どうも…不勉強ですいません)。

 集落のみなさんのお世話をいただきながら、ここを学生諸君の学びの場とすべく、関係者で謀議進行中。