アタリマエのことながら、第一志望を達成したらそれでいいってもんでもない、というのは既にご案内のとおりでございます。…この内容を打ち込んでいるうちに、ちょっと前ひとつ打とうとして忘れていたことを思い出した。以下備忘録的に。本学の入学式は4月7日、学長挨拶だけでなく関係諸機関(専ら真言宗関係)来賓の挨拶もあったのだが、どなたも本学ご卒業のようで、加えてどなたも入学時のことを思い起こされるのに「しようことなしに…」「いやいや…」「一体どうなることか、ここでの生活に耐えられるのかと思いつつ…」といった言葉を枕にして話され、すこぶる興味深いものだった。なお加えてどなたも「結果として、ここに来たからこそ今の自分がある」のような感じの締めくくりとなり、もちろんそれは期待よりも不安の方が大きいかも知れない新入生を励ます意味をこめてのものであったと思うのだが、そういう励ましをなさるのが結局お坊さんの来賓しかおられない、というのが、お坊さんを志す以外の人びとを受け入れるようになって何十年もたつはずの本学の弱点であろうという点を際だたせる仕儀と相成った(と藤吉には感じられた)ことであった。
 連休明けに今年度1回目の えずけん を開催します。ご用とお急ぎのない方はぜひお運びを(ほぼ近郷近在向けアナウンス)。詳細は→こちら