ドサまわりの合間を縫って広河隆一さんの映画 NAKBA を観る。いやー、人間てやっぱたいがいひでーことするわー。比較的平穏な時代の比較的平穏な土地に生まれることができてラッキーだった、と思わざるを得ない。ついでに思うなら、そういうところで多数派の一員に生まれ落ちて、加えてラッキーだった、と思ってもヨイ。あんまり自分の今の境遇を自分の力で手に入れたものと思わない方が安全だということがよくわかる。あらゆるいのちの営みを尊び、とか、どこの極楽トンボのセリフでっか?と思っちゃいますね。安全地帯にいてこういうこと言ってるのって、恥ずかしいことなんじゃなかろうか。
 映画を観たのは東京・渋谷のユーロスペースユーロスペースといえば、もう20年以上前、鉛の時代 とか 秋のドイツ とか、どちらかといえば憂鬱な映画を(京都や名古屋で)観たときの配給元として覚えていたのだが、今回初めて現地に足を運んでなんとなんと、小屋自体はエラくきらびやかなホテル街の中にあって吃驚。…東京、恐るべし。

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*1:ニフティサイトで雑記をやっていた頃の名残:はてな移転後に記