山上12℃、雨上がりのくもり、風もちょいとばかり温い。10時から卒業式。みんな晴れ晴れと下山できますように。…そう言ってたら昼前からどんどん空が明るくなってきて、よい卒業式日和。卒業後はそれぞれの場所でよき実りを期待します。
 ふたたび夕張のメールマガジン掲載の村上智彦ドクターの記事から一部抜粋。自分たちが稼いで納めたわけでもない税金が、当たり前のように自分たちに流れてくるものという発想のままでは、行政のアカウンタビリティといっても、なんとかしてくれよー、困ってんだよー、と不平をぶちまける口実程度にしかならないだろう。自分たちを弱者と位置づけることなく、しかも正当なものとして権利を主張するっていうのは、こりゃ口で言うのは簡単だが、なかなかむずかしいことのように思えてきた。もともとは何かの目的をもって設立された組織でも、時間の経過と共に「その組織を飯の種にする人間たち」のための組織に変質するというのはよくあること。自戒せよ(最初の変換候補で「自壊」が出ちゃった)。
■引用ここから

 私が自治体病院に勤めていた時に幾つかの疑問があった。
■1 北海道の自治体病院や診療所には交付金が出ていたのに、なぜかそのお金は当たり前のように一般会計に組み入れられていた。
 医療機関があるからこそ入るお金であるのに、何故か全体の予算に組み入れられて医療機関の赤字を補填するのには使われないで、医療機関の赤字を批判していた。
■2 医療機関について経営努力をしていると言いながら、人事権等を持つ経営責任者である事務長は役場のローテートの一環で、定年前の素人同然の人が着任し、慣れたころに退職か人事異動していった。
 役場の職員には医療機関の経営の経験者など皆無であり、医師も経営学などやったこともない人達なので(たとえ出来ても権限がない)、自治体病院医療機関経営のプロは不在である事が多かった。
 行政の中では医療機関が左遷人事であることが多く、退職金も医療機関の支出としてごみ箱のように扱われていた地域もある。
 結果として就任した人も前任者の踏襲しかできないので、なにも改善されないで、だれも責任を取らない状態が続いていたのである。

■引用ここまで