山上15度、穏やかな曇り。
 「風鐸の声」といえば金剛峯寺サイトのコラムページのタイトルだが、その風鐸というのは寺院などの屋根の軒下の四隅に吊されている小ぶりの鐘のようなもの。風に吹かれると玄妙な音を奏でて雰囲気をつくるのに役立つものなんだそうだ。で、そのお仲間といっていいのか、風箏(ふうそう)というものがある。これまた軒下に吊されて風によって玄妙な音を出す装置らしいのだが、現在まで残しているところはほとんどない。自衛隊体験記を寄せて下さったNさんは(って、バレバレだ)美学の大学院でこれの調査に着手し、古い絵図などに描かれている風箏の様子を調べ調べているうちに、ここ高野山に流れ流れておいでになったということだそうだが(そのさわりはこちらで)、このたび京都の石清水八幡宮でそれと思しき「木製の琴」が見つかったとのこと。犬も歩けばじゃないけれど、当たりますね、続けてると探し物に。まずはご同慶の至りなり。詳細は→こちら
 ご恵贈多謝:佐藤典子『看護職の社会学』専修大学出版局
 本学にもご出講下さっている米村貴裕先生が本を出版なさいました。今回はPC本ではなく小説、ファンタジー小説です。まったく多才な方でござる。一度ご覧を。→こちら