山上5℃、ひんやりして穏やかな晴れ。
 先月末に新聞社の取材を受けた件、きのうの毎日新聞の連載記事のひとつとして掲載された。駆け足の取材だったにもかかわらずそれなりに適切でコンパクトなまとめをしてくださった記者のS氏に感謝(ちなみに彼は都の西北大学卒。受験秀才としては御同輩と言える。「踏みつけにし、蹴落としてきた者たちへの鎮魂」と言ってしまってはやっぱりちょっと間違ってる気がするが、こういうことを「問題」として取りあげて、どういう対応を「解決」としてイメージするかは大事そうに思う)。しかしやっぱ連載記事のメインタイトルが「大学淘汰」じゃあなあ。現実を直視するのはなかなかつらいものでござる。ちなみに「小学校高学年から勉強していない」と公言する彼は、藤吉ではなく一緒に取材を受けた某先生の、ちょいと前の学生さんです。って、小さなことですが。
 あさって(じゃなくて3日後:金曜に修正)土曜は東京・学習院大学で開催の公開研究集会で報告させてもらいます。これまで歴史的資料の整理・活用でじたばたしてきたが、現代のアーカイブズをめぐってちょっとおもしろいまとめができそう。ウォルフレンさんの所謂アカウンタビリティを下敷きにアーカイブズの役割について考えたいと思います。ご用とお急ぎでない方はどうぞお運びを。(首都圏の関係者向けアナウンス)
 利用しているクレジット会社から立て続けにお便り。「現在のご融資枠30万円を70万円に拡大しませんか?」「一括払いになさっている現在のご利用残高をリボルビング払いに変更しませんか?」…ちくしょー、足許見よってからに。負けないぞー。…びんぼーはしょうがないとしてびんぼー臭くなっていくのはイヤであるなあ。
 卒業生のページに原稿を1本追加しました。和歌山市内で活動する高野山BBS会の紹介を来山した山根さんに書いてもらいました。よろしければご一読を。→こちら
 さっそく遠方の大学に勤める知人より記事への反響が。そこまで藤吉は知らなかったが、彼の教え子が教師として勤める高校には ひ ら が な を全部書けない生徒がいるそうだ。…こういうのを出すと話はどうしてもできない子自慢あるいはそれのねじくれたできない子いじめになってしまいそうだが、やっぱり日本には子どもの嫌いな大人が増えてきてるんじゃないかってのが最近のあたしが考えていることです。不遇感(≒被害者意識)の裏返しの選民意識の強いアゲゾコユートーセーが、この《美しい国》をかき回し始めてるんじゃないか。