山上4℃、よく冷えた晴れ。でも陽射しがぬくい。
 きのうのやまけん(高野山まちづくり研究会)で出た話。高野山の人口が年々減少しているのはすでによく言われていることだが、それにも増して深刻なのが、山内の若者の若いうちからの山離れ、だそうな。高野山には真言宗の運営するものとして幼稚園、高校、大学があり、公的な運営にかかるものとして保育園、小学校、中学校がある。山内の中学校を出て下界の高校に通う生徒が多いという話は聞いていたが、その先、高校を出て山内の自宅からどこか(学校や勤め)に通う19才は1割に満たないという計算もあるそうだ。だからどうするという即効薬を思いつくわけではないが、高野山の特殊性はこういうところにも表れていると言えそうだ。名古屋市近郊で20才までを過ごした藤吉にはちょいと想像しにくい面があるかも。街に出て1本の映画を見るのに3本分のお金と4本分の時間がいるんだもんなあ。思い立ったらふらっと20分歩いて祇園会館に行っていた学生のころと比べればなおさら!でござる。お金を使う娯楽が「日常」になりにくいというのはちょっと考えてもいいファクターかも知れない。お金の使い方って、ふだんから使ってないと上達しないし。